セマフォリン(セマフォリン3A)とは

セマフォリンはアトピー性皮膚炎に非常の有効な成分として今注目を集めています。

セマフォリン3Aはたんぱく質の一種で痒みを抑える働きがあるそうです。
現在はマウスを使ったセマフォリン3Aの効能が実験されており、良好な結果が出ているようです。

また、セマフォリン3Aは骨吸収の抑制と骨形成の促進の2つの作用を持っていることも判明しています。
骨粗しょう症のように骨の老化を食い止め、バランスよく骨を改善させるといった治療は困難なものでしたが、将来的にはセマフォリンは骨粗しょう症や骨折、関節リウマチに効く新たな治療薬となるのではと期待されています。

セマフォリンのかゆみ抑制効果について

セマフォリンというたんぱく質からなる成分が、かゆみを抑える作用があると言われています。
セマフォリンによってアトピー性皮膚炎など痒みで悩む人たちの新しい治療薬に繋がると期待されています。

セマフォリンには、かゆみで皮膚をかくことで伸びる神経線維の成長を抑える働きがあることが発見されました。

アトピー性皮膚炎のかゆみは、ヒスタミンが原因のものではなく、神経線維が成長することによって発生する痒みで蕁麻疹や発疹とはかゆみを起こす根本が違うようです。
セマフォリンにはこの神経線維の成長を抑える作用があるため、アトピー性皮膚炎のかゆみが解消されるのではと期待されている成分なのです。

セマフォリンはアトピーに効くのか

アトピー性皮膚炎の治療薬といえば、これまで痒みを抑える抗ヒスタミン、炎症を鎮めるステロイドの使用が通常でしたが、ステロイドには副作用があり使用を懸念する患者も多くなかなか良好な改善には至り難いという印象があります。
しかしセマフォリンはステロイドのような副作用の心配も殆どなく安心して使えるとして今期待の高い成分です。

ただ、セマフォリンの成分であるたんぱく質はきわめて構造的に不安定なため、まだ開発の余地があり、今後アトピー性皮膚炎の治療薬として市場に出回るにはもう少し時間が必要なようですね。
早く実用化して欲しい薬の一つです。

神経,免疫など様々な細胞の動きをナビゲートする注目の分子「セマフォリン」について、国内外からの研究成果の報告を含め、解説している本があります。

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